原爆ドーム
日本の広島市にある原爆ドームも、世界遺産に登録されています。
原爆ドームの正式名称は「広島平和記念碑」。
二度と同じような悲劇が繰り返されないようにという願いを込め、負の遺産として後世に残していく価値のある遺産でしょう。
このドームは、もともとは広島県の物産陳列館でした。
広島市には日清戦争の頃、大本営が設置され、広島県産の製品の販路の開拓が急務だったことから、陳列館が建設されたようです。
その後、広島県立商品陳列所となって全国菓子飴代品評会が開催されたり、広島県産業奨励館となって美術展が開催されたりしていました。
1994年には、行政機関、統制組合の事務所となっていたのだとか。
そんな建物に原爆が落ちたのは1945年。
広島市にある相性橋が投下目標で、原爆炸裂後、地表の温度はなんと3000度にも達したようです。
さらに、衝撃波を伴う爆風が吹き荒れ、1平方メートルあたりの加重が35トンにも及ぶ爆風圧も起こったのだとか。
原爆ドームは全壊を免れ、真ん中にあるドーム部分、そして枠組みと外壁だけが残りました。
戦争の悲惨さ、原子爆弾の恐ろしさは、後世に残し、伝え、同じ過ちが繰り返されないようにしなければなりません。
世界遺産の原爆ドームへ訪れれば、そのことを痛切に感じることができるでしょう。
広島の世界遺産周辺の人気スポット
広島の原爆ドームに訪れたら、周囲の人気スポットやグルメに舌鼓を打つのも良いのではないでしょうか。
ドームを見て厳粛な気持ちになるのも重要ですが、お腹が空いたらしっかりと食べましょう。
今の平和をかみ締めながら、人気スポットを楽しんでみてください。
広島と聞けば、お好み焼きを思い浮かべる方は多いでしょう。
広島駅前にはお好み焼きのテーマパーク「駅前ひろば」もあるほど、お好み焼きは広島の定番のメニューとなっています。
様々なお好み焼きが食べられる「お好み村」もあります。
この「お好み村」は、2004年に日本経済新聞の「家族で行くフードテーマパーク」という投票企画で、なんと全国1位に選ばれましたことがあるのだとか。
ですから、家族連れで一度は足を運んでみると良いのではないでしょうか。
また、広島にある瀬戸内海には、クルーズ船上で食事が楽しめる「広島ベイクルーズ銀河」もあります。
営業日は毎週水曜日から日曜日で、ランチクルーズが午前11時半から午後2時まで、ディナークルーズが午後6時50分から午後9時までとなっています。
気になる料金は、ランチが5500円から、ディナーが8500円から。
この料金なら、屋形船よりもリーズナブルではないでしょうか。