世界遺産とは
今、日本では世界遺産に登録してもらおうという活動が、あちらこちらで行われています。
つい最近では、群馬県にある富岡製糸場が登録され、大変な話題となり観光客がたくさん訪れているようです。
これだけ注目を集める世界遺産ですが、そもそも世界遺産とはどのようなものであり、どのようなものが登録されるのでしょうか。
世界遺産とは、世界遺産リストに登録されている「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことのようです。
この世界遺産リストはユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて作成されているのだとか。
ユネスコとは、「United Nations Educational、Scientific and Cultural Organization」それぞれの頭文字から「UNESCO」。
- United Nationsは「国連」
- Educationalは「教育の」
- Scientificは「科学の」
- Culturalは「文化」
- Organizationは「機関」
を意味しています。
ですから、ユネスコの活動目的は、心の中の平和とは何なのかを教育、文化、科学、マスコミの分野で追い求めることなのでしょう。
ユネスコ憲章前文では「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とあります。
ですから、ユネスコで認定される世界遺産は、心の中の平和に必要なものなのかもしれません。
そして、貴重な遺産は放置しておくと、人が勝手に手を加えたり、自然の影響を受けたりして壊れる危険があります。
ですから、世界遺産は保護していくことが大変重要になります。