文化遺産について
世界中にある世界遺産は、大きく3つに分けることができます。
そのひとつが文化遺産で、文化遺産とは「顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など」になります。
ですから、文化遺産に登録されている世界遺産の中に、遺跡類が多いのも頷けます。
また、町並みが丸ごと世界遺産に登録されるのも、建造物群の登録が認められているからでしょう。
この文化的遺産ですが、登録されるためには様々な基準をクリアしていなければなりません。
まず、「人類の創造的才能を表現する傑作」。
この条件で登録が認められている世界遺産に、インドのタージ・マハルやオーストラリアのシドニー・オペラハウスなどがあります。
タージ・マハルは、インドというとイメージする建造物そのもののような感じがするのは私だけでしょうか。
この世界遺産に訪れれば、インドの歴史、インドの雰囲気を満喫することができると思います。
そして、「顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文化的作品と直接または明白に関連するもの」という基準もあります。
この基準で登録されているものに、日本の原爆ドームがあります。
原爆ドームは「負の遺産」とも呼ばれていて、再びこのような悲劇が繰り返されないようにという願いもこめて、後世に残すために登録が認められたようです。